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ウィル禁ソンと感じたこと

シロカエの4章の話

ちっす、ウィル禁です。

4章の前編完結しました。

4章は前後篇に分けたのは大きな理由はないのですが、テスト篇が前半戦で、後半戦がオステオンとブラッドのことについて書きたかったわけです。

(前編だけでとりま小休止してから後編描こうという製作上の都合だったのは秘密だぞ!)

ブラッドとオステオンは多分この章で出会い、別れたきりで今後会うかは想像にお任せしますが、少なくともオステオンはブラッドに命運を託すという図式が後編で書けたらなぁと思ってます。オステオンにとってもブラッドとの出会いは自分の運命を分けたわけです。要はアディよりもヒロインだ!と言っておきます。

4章で書きたかったのはアヴェスニーと都市部以外の田舎町と、魔物とブラッドの主人公っぽさ。ちゃんと主人公してて、オステオンは現地妻のようなヒロイン(男)。そしてブラッドの過去を少し匂わせるという目的で描きました。詳細に語られるのは物語終盤でしょう。

 

作者としては個人的な印象としてはアディはバディで妹のような存在、(それが異性愛につながってもいいけれど)オステオンはブラッドに対する隣人愛が結果として自分を救うヒロイン的存在です。後編これから読んでいただければ分かりますが、オステオンはブラッドに対して「ショーサくんで軍人」以外の情報を結果として引き出しません。

また、オステオンとブラッドは妹的存在に救われている、という共通点を持ちます。あくまで血縁関係のない存在です。

 

そしてオステオンは前編にもあった通り、全体の利益より自分に関わる個人の利益を追求する側面があります。妹のために村の産業をほぼ潰します。それが彼自身を追い詰めてもいますし。肉親もいない、村人には邪険に扱われ、血縁関係のない妹的存在にも会えず、孤独なんです。オステオンさん。彼は、見ず知らずのブラッドを助ける人間です。たとえ寂しかったという理由があっても、面倒を見てくれて尚且つ面倒ごとに巻き込みたくないという精神の持ち主。

非常に感情的な理由で動く「身の丈に合った”いい人”」ですね。ヒロインです。

 

弟のグレッドも過去に感情的理由で軍の部隊で犠牲者を出した、旨の話をしてるシーンかがあります。ブラッドはそれに対して厳しい対応をしています。グレッドの場合、死にたくないという理由やストレスからくる身勝手な振る舞いからでしょうけども。でも、グレッドはグレッドなりにブラッドや家族を慕っている面もあります。精神的に幼いけれど、兄や家族に迷惑をかけたくない気持ちもある。実質ルキノヴィスがベルドラ側の情報を流し自殺、肩がわりすることでトワルカに弱みがバレない限りは、情報を流したルキノヴィスを処理した体で戻ることもできるとは思います。勢いのまま家出したけれど、実は慕っていた家族を守ることも考えるんじゃないかなぁ。まぁオステオンとちがって精神的に幼いからわからないな〜と正直なところ思ってますが。そして仮に戻った場合の死亡フラグというかいいように利用されそうな感じはすごい。まぁバレてもいいような情報源でカイサちゃんは捨て駒としてルキノヴィスとグレッドを用意したんでしょうけども。

グレッドくんの今後の身の振り方はなかなか慎重にいかないと危険ですね。

 

とまぁ、弟に似てる面も持つオステオンに救われた軍人のブラッドに今後どう影響するのか、4章のみのキャラクターですが、作者としても楽しみです。

 

初稿は出来上がってるのですが、清書進めるうちに追加シーンなども書くこと多いにあるので、今の所後編もそれなりのボリュームになりそうです。

 

 

4章後編からもよろしくね!

ということでリンク

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